統合失調症 闘病日記①

 

私が、統合失調症と診断されたのは高校2年のときでした。

 

発症した当時は、まわりの人たちにおかしいと言われても、何がおかしいのかわかりませんでした。

 

私の場合、はじめに、幻聴というものが聞こえ始めました。その幻聴は、なにかの物音に一緒になって聞こえてきました。

 

例えば、換気扇の音や、扇風機の音、テレビの音と一緒になって、誰かが喋っているかのような声が聞こえてきたのです。

その幻聴は、命令をしてきて、わたしはその命令を従っていました。

 

そして、少し経ったころには、幻覚が、見え始めました。

 

 

その幻覚というものは、実際には、存在しないのに、沢山の点々のものなどを指差して、監視カメラがあると思ってしまうものでした。

 

 

私の場合、陽性症状が、とても出ていて、病院に行っても、おかしなことを言ったりしていたので、即入院することになりました。

 

 

そして、気がついたら閉鎖病棟にいました。

鍵のかかった部屋に入っていました。

その部屋に入ったことは全く覚えていません。

とても怖かったことだけは確かでした。

 

 

しばらくして、ご飯を食べられるくらいに回復してきた頃には、他の人もいる部屋に移動できました。その時は、とても嬉しかったです。

 

 

閉鎖病棟での生活は、怖いこともあったけど、いろんな患者さんや看護師さんとの出会いがあって、今となっては良い経験だったのかもしれないと思います。

 

閉鎖病棟にいた、患者さんの中には、若い人もいたり、年配の方もいたりしましたが、心が綺麗な方がたくさんいました。

 

 

そして、何よりいつも私は、看護師さんに見守れていたんだなぁと思います。

 

 

退院して、少し経った頃には、家族や友達との接し方がわからなくなってしまったりして、つらくて、たくさん泣いていました。病院に戻りたいと思ったことも何度もありました。

 

 

でも、それでも、私は少しずつ自分のペースで前を向いて進んで行きたいと思います。